需給と強弱(5/29朝の講義)
28日の東京株式市場で日経平均は反落。6万4,693円12銭(前日比306円29銭安)で取引を終了した。米国株式市場は小幅高。ダウ平均は24.69ドル高の50,668.97ドル、ナスダックは242.74ポイント高の26,917.47で取引を終了した。
市場は昨日の無気力な下落で、「弱い」と感じた人や、力の無さを見て手が出なかった人も多かったと思います。しかし、自分から見ると、あれだけ売りが出る中でも買いがしっかり入る、かなりしぶとい市場に見えました。もちろんトータルでは売り圧力が強く、被害を受けた人も多かったと思いますが、一つには今日予定されているリバランスがありますし、米国史上最大級のIPOに備えた換金売りもあった。組み入れ比率に応じた機械的な売りという側面も強かったんですよね。
それでも、その売りに対して買いが入るというのは普通ならなかなか出来ないことです。下げて戻す化学株や、半導体主力株の抵抗力、大型株の下値の堅さなど、見ておくべきポイントはかなり多かったと思います。だから、自分としては市場全体の基礎的な強さはまだ残っている印象なんですよね。そうした流れから考えれば、後場の下落後に先物が買い姿勢になったのも自然だったと思います。夜間先物が強かったのも、その延長線上ですよね。過熱感も多少冷えたことで、今日の動きは逆に面白くなる気もしています。
もっとも、今日は引けにかけてリバランスがあるという見方になりますし、朝が強いと逆に後場が嫌な感じになる。夜間先物ほど上がらないんじゃないか、という警戒も皆が持っています。そして週末ですから、処分売りも意識される。そう考えると、「寄り付き天井」のイメージを持つ人が多いのも分かります。
ただ、それはあくまで目先の話であって、総体的にはやはり好決算を軸に動いている市場なんですよね。停戦方向へ話が進むなら、さらに動ける余地が出てくるかもしれません。
実際、まだ安く放置されているものは多いと思うんですがね。
6702富士通、6619ダブル・スコープ、5401日本製鉄

