市場の疲労感(7/16朝の講義)
15日の日経平均は+1008円01銭の6万8751円51銭となり続伸。前日までの下落で今月の下落幅はー2319円となっている。米国株式市場は続伸。ダウ平均は150.37ドル高の52658.64ドル、ナスダックは162.22ポイント高の26269.23で取引を終了した。
2026年7月16日 朝の講義
決算発表には期待できるものの、市場の反応には期待感が薄れてきています。特にここまで相場をけん引してきた半導体関連は、どんな数字が出ても素直には満足しない展開になっています。ここからは成長率の鈍化も意識されやすく、決算説明会でのコメントが気になる局面です。今日のTSMCや、来週の韓国SKハイニックスあたりは、その意味でも少し気持ちが悪いんですよね。頭では「業績は良い」と思っていても、株価の反応はすでに先行して大きく動いていましたから、ここは日にち薬も必要でしょうし、投資家も少し考え込んでしまう場面なんですよね。
かといって、他の業種も一方的に強いわけではありません。金融株のように買われる場面はあっても、終日力強く上昇するほどの勢いは感じません。この暑さもあって緊張感は長続きしませんし、運用サイドの本音としては「少し疲れてきた」というところではないでしょうか。そうなると、株価が動けば売りたくなるケースが増え、夏休みに備えるとか、決算を見てから判断しようという流れになりやすい。一方で個人投資家は、「売ったら上がる」というバイアスが働き、売れないことへの苛立ちも強くなっているように感じます。
そうした中でも、6月に新規上場したGO(581A)のような銘柄が綺麗に抜け出して、テラドローンも良い形で戻り始めています。ただ、まだ確認が必要なタイプですから、この位置から週末を前にじっくり構えるのは少し難しい気もします。市場全体に少し疲れがたまっているような雰囲気がありますし、NY市場が高くても日本市場は大幅安が予想される今日の流れを見ると、なかなか組み立てにくい相場だと思わざるを得ないんですよね。
9020JR東、6758ソニー、4592サンバイオ
