銘柄記録6月8日:今週の市場の見方
6/8備忘録:銘柄まとめ(推奨ではありません)
6777 SANTEC
SANTECは光通信および産業用の光測定器を主力製品としている企業です。先週触れた銘柄で、一時期株価が下がったものの、急激に反転しました。今期のデータセンター向け光測定器の需要は大きく、特に中国などでは顕著に成長しています。中国市場が関わるため、株価上昇が鈍かったものの、全世界規模でデータセンターの増加は続いています。実際、中国ではアメリカよりも進んでいる部分もあると思われます。最近、総務省が「海底ケーブルの世界シェアを35%に引き上げる」とのデジタル戦略を発表したことで、SANTECの今後の展望が明るいと見込まれています。PERを見ても、この企業は十分に狙える銘柄です。
7564 ワークマン
ワークマンは、現場作業者や工場作業者向けの作業服や防寒着、安全靴、長靴、レインスーツなどを取り扱う専門店チェーンです。2025年3月期の営業利益は前年比+5.4%の243億円を見込んでいます(5月12日発表)。出店数の増加や直営店売上高の増加が業績に寄与しています。特に、作業者向けの商品が季節商品以外で伸び悩んでいる一方で、一般向け商品が好調に売れています。猛暑が予想される今年、夏用の作業着に強みを持つワークマンは、サマーストック関連企業として収益の伸びが期待でき、逆張りが有効かもしれません。
1803 清水建設
清水建設は、建設業界の大手であり、スーパーゼネコンの一社です。大型建設から小規模な民間建築まで幅広く対応しており、医療施設や寺社建築にも強みを持っています。最近の日経新聞(8日付け)によると、未完成工事が増加している建設業界において、IT化の重要性が増しており、同社はその点で一歩抜きん出た存在です。2026年3月期の当期利益は前年比+13.6%の750億円を計画しています。堅調な公共投資や採算改善、特別利益の増加を見込んでいます。M&Aの積極的な取り組みもあり、「衰退」の方向に向かう業界とは異なり、効率化とIT化により収益が伸びています。
4263 サスメド
サスメドは、疾病に関する運動療法やリハビリアプリを展開している企業です。現在、決算は赤字が続いていますが、医師の認識の変化や、病院が副収入として患者にアプリを紹介するシステムが進むことで、今後企業の成長が加速する可能性があります。先日、月経前症候群治療アプリでマイルストーンを達成しています。さらに、生成AIの進展により、患者が使いやすくなることが予想され、リハビリアプリの分野は今後伸びていきやすいと見られています。