来たか(8/13朝の講義)

「12日の日経平均は+897円の4万2718円となり5日続伸。米国株式市場は大幅反発。ダウ平均は483.52ドル高の44458.61ドル、ナスダックは296.51ポイント高の21681.91で取引を終了した。」

昨日の大引けの講義で書いた「想像」の部分で、日本株が買われた内容なら海外も高いだろうという考え方がありましたが、米国の物価が予想通りだったことから、NY株は大きく反発しました。一定の想定の範囲内ですが、これで日本株も新しいステージに向かう流れができたような気がしますね。今は利食い売りを出すGPIFや金融機関も休みが多く、買い方のやりたい放題になっています。昨年とは逆に、買いのトレンド追随型アルゴが大きく動く展開だと考えられます。

とはいえ、ここまでマスコミに翻弄された相場は気分的に乗りにくいのも事実。ただ、3日間は強くなる傾向があると思いますし、新規買いを控えていた分、資金は豊富なので、普通ならここから第2ステージへの段取りができます。しかし、ここから買うにはハンディがあるため、出遅れ型や材料株狙いという見方が適当だと思うんですよね。

すでに決算が出た銘柄の中で、増益型企業でも「出尽くし」で下がったタイプに興味が湧くはずです。位置が高い銘柄を承知でいくなら、揉み合いから反転しやすい出遅れ好業績株を探すのが良いでしょう。ただ、それにしても買い方の強さと、マスコミ報道に振り回された感は否めません。しかも、トランプ氏がFRB議長を訴えると言い出すなど、この男の気まぐれはまだまだ続きそうで、真剣には買いにくい状況ではありますね。

6501日立、4011ヘッドウォーター、6489前澤工業