広がってきた(8/13お昼の講義)

「13日前引けの日経平均株価は6日続伸。前日比582.90円高の4万3301.07円で前場の取引を終了した。」

今日は昨日よりも少し物色の範囲が広がってきて、やや過熱感が出てきていますよね。だから、朝の押し目から個人投資家が動き出していて、FRBの利下げ幅を0.5%希望というベッセント氏の発言で、トランプ政権の希望幅が見えたことで上値が生きると見たんでしょう。ですが、これまで活躍してきた銘柄は少し重くなっていますが、新しく、あるいは揉み合っていた好業績株や、警戒されて売られていた銘柄を買い始めている動きが見られます。

少し流れが変わり始めたような雰囲気で、端株や小型株が賑わったり、「関税問題は気にしない」と言いながら、実際には内需や薬品といったディフェンシブ株を狙う動きも出ています。こうした丁寧な物色が進むと、面白い展開が起こりやすいと思いますし、多くの投資家が強さを認め始めたということかもしれません。

それでも、自分はこの市場で無理はしません。朝にも書いたように、出遅れや押し目の好業績株は買うとしても、ヘッジはしっかり入れながらの形です。ちょっと頑固かもしれませんが、ボリンジャーバンドも上がりにくい位置に来ていますから、トランプ氏との関税問題が完全に落ち着くまでは守りに徹するつもりです。

確かに米国は良くなっていくと思いますが、日本が本当に良くなるのは、しっかりとした流通の動きが確認できてからだと考えています。それまでは内需ですね。

7776セルシード、4011ヘッドウォーター、287A黒田グループ