NYは強い(8/14朝の講義)

「13日の日経平均は+556円の4万3274円となり6日続伸。13日の米国市場は続伸。ダウ平均は463.66ドル高の44922.27ドル、ナスダックは31.24ポイント高の21713.14で取引を終了した。」

NY株の強さは、関税によって儲かる国が米国だから当然だと思います。ですが、日本の場合は「強気の見方=日本が最良の投資先」という前提に立っても、関税の不透明さや、米国への投資80兆円の使い道など分からないことが多いですよね。いくら市場が強くても、大きく張ることはできないという見方は変わらないです。今日は木曜日ですから、源太塾の人(市場のリズムを考える人)は一定の警戒をする日です。

昨日の後場、高値圏で数本の大口クロスがTOPIX先物で散見されましたが、こうした動きも「変化時期」と見ることができます。明日はNYのオプションSQ日、日本もお盆休みの最終で、一定の目標は一巡します。さらに、運用者や責任者の資金回帰も考えれば、今週のような「売り手不在」という状況ばかりではありません。だから、売り方から見れば勝負の時期は近いし、買い方から見れば「その前に動こう」と思うタイミングなんですよね。

ただ、今回は乗り遅れた人が多く、この場面で買い方寄りの情報が流れているので、45000円まであると見て押し目買いが入るタイプなんですよ。その時、不透明感は吹っ飛んで、いつの間にか上昇局面では買えなかった43000円が「良い押し目」に見えてくる。そういう錯覚が起こりやすく、それが正しいかもと思うんです。ただ、自分はやはり環境を見極めてからでないと動けないんですよね。

下手をすると、来週半ばまでリズムが変わらないことも、たまにありますから。

7776セルシード、3407旭化成、3692FFRI