NY市場は急騰(8/25朝の講義)
【見逃し配信】史上最高値を更新!背景と今後の展開
パウエル議長の発言が「金利の低下を示唆」ということで、NY市場は週末に大幅高となりました。確かにそうなんでしょうが、その前にNY株が上がっていたのは、政府の押しもあって「0.5%の利下げもあり得る」という期待で買われていたからですよね。そして、下げに転じたのは「0.25%はもう織り込んだ」という見方が広がったからだったと思います。結局、パウエルさんが「0.25%の下げはあるかもしれないが、市場や政府の期待するような恒久的なハト派にはならないだろう」という落胆があったということなんですよね。
今回の話は、どちらかと言えば「下げ渋る」という方向に近い発言だったと思うんですが、週末に書いたように、先に下げを織り込んでいた流れもありましたし、結局はアルゴリズムの解釈次第という部分が大きかったと思います。日本株に関しては、中途半端な強気論や、下げの時に過去の劇的な例を持ち出しすぎたのもあって、落ち着いて見づらかったですね。
まあ、とにかく買い戻しなどは入ると思いますが、ここでの上昇が「先の上げを肯定するのかどうか」というのがポイントです。もし、あの41,000円から43,800円の上昇が単なる需給ではなく本物だったなら、今回の下落は「上げの反動での休養」と整理できて、月末まで持ちこたえる可能性もあるんですよね。ただ、そこは少しエヌビディアの決算も控えているので、自分としては注意して見たいところです。
それにしても、意外に忘れられがちなのは石破総裁、「このままこの方でいくのか、それとも別の方になるのか」という話で、そういう部分も地味に牽引役になるんじゃないでしょうかね。
4849エン・ジャパン、8783GFA、2181パーソルHD