何の上げ下げなのか(8/25お昼の講義)
【見逃し配信】史上最高値を更新!背景と今後の展開
「25日前引けの日経平均株価は続伸。前週末比289.04円高の4万2922.33円で前場の取引を終了した。」
先では株式が上がるという記事を、今朝のメディアは強気な内容を圧縮したように連続で流していました。しかし、週末のレポートやブログで書いたように、どう考えてもパウエル氏は断言していないんですよね。年内1回はあるとしても、2回や3回については触れていません。結局はデータ次第であり、特に失業率に焦点を絞っている。就業者数は政府が労働供給を妨げている部分もあるし、景気も不透明だから企業もなかなか人を増やさない。そういう時間帯なんです。
だからこそ物価上昇に目を向けているわけで、そこが悪化するかどうかで政策を決める。特殊な事情も考慮してFOMCなどで判断する、という感じですよね。だとしたら、「よくわからない」というのが普通の人の意見だと思います。そう考えると、先に「年内0.5%利下げ」まで織り込んで買っていた市場が、このまま大きく上に行くとは思えない。むしろ、「金利は下げない」と見ていた分の売りの反転、という見方の方が自然です。
少しずつ9月の需給の影響が出始めたように感じます。ただ、そうした動き方は先では買い場にもなると思うし、強い市場であることには異論はありません。ただ、ここまでニュースを捻じ曲げたような煽りが続くと、メジャーSQに向けて何か囲い込みをしたいのかとも思ってしまいます。結局、相場は「先と今」をどう区別するかが非常に重要で、端まで来た相場は「真ん中に戻る」のか、「一度大きく休む」のか、その基本だと思いますよね。
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