11月11日:今日の市場の見方

こういう市場は、「聞いたことがある」「馴染みがある」という企業がうまくいくケースが多いんですよね。今期はアクシデントや設備投資で業績が悪かったり、株価にそれを織り込んでいた銘柄が良く上がる傾向です。
もちろん、来期の予想が良くなければ本格化は難しいですが、赤字や大幅減益でも中身次第では2〜3月くらいから一気に上がる銘柄もあります。

ツムラなんてのはその典型で、誰もが知っている漢方薬の発展が、今ではネットでも販売が進んでいます。先日書いたように、自分はネット系の漢方薬企業にも注目しています。意外と街の薬局がそうしたネット系のところから仕入れたり、処方箋を出すケースもあるんですよね。ただ、まだまだ知名度が低く、営業マンの拡充やネット対応、コンプライアンス面で資金がかさむんですよ。

また、トランプ政権以降は彼だけではなく、多くの国で制度や基準が変化しています。その影響で思わぬ損失を抱える企業も多く、モノの価値観が大きく変わってきています。高市首相の「金融資産」への考え方も、バブル前の発想から変化してきていますよね。内部留保を積み上げてきた企業が、お金を使わないことが問題視され、流動性に欠けるという発想が強まっています。だから「税金をかけよう」という話になるわけですが、裏を返せば資産の有効活用を促す方向なんですよね。

言うならば、いまは「物言う政府」という感じです。設備投資だけでなく、企業の研究や開発に力を入れる流れになっています。レアアースなんかも「絵に描いた餅」ではなく、“掘って掘って掘って”という姿勢で進めようとしています。自分はそれが正しいというよりも、そういう“発想の市場”だと思うんですよ。上がる株の多くは、そうした資本活用がうまくいっている、もしくはそこに向かっている企業です。

そういう意味では、建設株なんかは「選択できる立場」として強気に見られていますが、安全性や効率、DX化、モラルなどの面で相当良くなってきたと思います。さらに外国人労働者も積極的に受け入れています。それを「外国人が…」という目で見る政党もありますが、それは少し違うと思いますね。大事なのは、彼らが“住めるようにモラルやルールを学べる環境”をつくること。政府も今は、そうした遅れていた部分にようやく目を向け始めています。自分も田舎から出てきた身ですが、最初はなかなかなじめず、近所の人に叱られたこともありました。でも、そうやって少しずつ学び、進んできた今があるんですよね。

今の市場も、まさにそういう段階なんです。