4月3日:今日の市場の見方

日本人は昨日の後場の動きを見ても、「これまでの常識」で判断していたように見えますよね。下がれば「やることがない」「方向が見えない」といった諦めや不信感が出てきますが、この相場は原油上昇にもかかわらず崩れなかったという事実があり、たとえ一時的であっても変化の兆しと見ることは出来ると思います。

ですから、下がった銘柄の中から好業績で先が見えやすいものを拾っていく視点が重要になりますし、ホルムズ海峡の問題についても各国が交渉に入ってきていますよね。原油価格についても投機筋の影響が強く、WTIがそのままアラブ産油国の実態価格ではないという点も見ておく必要があります。供給不安として捉えられている面もありますが、その解釈一つで見方は変わってきます。

いずれにしても、完全に原油から切り離されたとは言えませんが、そうした動きが一部で見え始めているのは確かですし、クレジット不安も現時点では限定的な範囲に留まっているように感じます。もちろん拡大する可能性はありますが、そこはまだ確認が必要で、パウエル氏も直近の発言では問題ないという見方を示していましたよね。そのあたりはドットチャートにも表れていた印象です。

だからこそ、過度な思い込みに引きずられず、公的需要などで受注が見えやすい企業といった分かりやすいテーマから考えていくのが一つの方法だと思います。NY市場の踏ん張りを見ると、少しずつ買える銘柄が出てきたようにも感じられますね。