4月10日:今日の市場の見方
「強気」も「弱気」も言うのは簡単ですが、このペースで上がると来週は「新値?」という書き方をしましたよね。ただ、自分は上がると断定したつもりはなく、むしろ「このまま行くのか?」という警戒の意味で書いたつもりなんです。「来週は新値まで上がるんですか?」と聞かれても、そういう意図ではないんですよね。トランプ氏が信用できるならともかく、イランやイスラエルの動きを見ても、この先どうなるのかは分からないというのが正直なところです。
自分としては、本当に分からないことが多い局面でして、少なくとも戦争前と比べて経済が良くなっているわけではないし、ここは一度立ち止まってチェックする必要があると思っています。結果的に上がることがあっても、2月高値をすぐにクリアするのは早いのではないかという感覚はあります。勢いや位置で判断するのは大事ですが、根底には経済があるわけで、産油国である米国と資源を持たない日本では前提が違うという点は意識しておきたいですよね。
ただ、その一方で空売りが相当積み上がっていることもあって、需給としての売買はまた別の動きになっていると感じます。実際、戦争そのものというよりポジションの偏りが市場を動かしている場面が多く、外資が下で仕込んだ形跡も見えますし、クロス取引などで現物と自己の動きが組み合わさっていた印象もありますよね。
そう考えると、外資が買っている銘柄や、日本の個人が手放した銘柄は相対的に動きやすい面がありそうですし、減益になりにくいタイプの企業は意外と底堅く推移しているようにも見えます。ですから、無理に動く必要はなく、じっくり持つものと機械的に売買するものを分けて考えておくことが大事だと思います。
どこかで、もう一度荒れる場面は来る可能性もありますし、景気自体は極端に悪いわけではないにしても、確認しておくべき点はまだ多いという認識で見ておきたいところです。
