NY市場は反発(5/21朝の講義)

「日経平均は昨日の安値で、ほぼ今週の下値に届いたのではないか。次は上値を試す段階」というシナリオを前提に昨日は見ていました。ただ、実際にきつかったのは“何気ない売り”なんですよね。昨日出ていた解説を見ると、「半導体の押し」という表現が多かったんですが、実際にはグロース株も一般株も広く売られていました。やはり、金利上昇を意識した売りという見方の方が自然だったと思います。

確かに金利の問題は警戒されますよね。米国では大型起債もありますし、過去最大規模の企業投資や資金需要も続いている。その中で各国は、インフレ対策も含めて、従来よりかなり高い価格で米国産原油を買っている状況です。そう考えれば、資金調達のために各国が国債を売るという流れは、ある意味では当然なのかもしれません。まして日本は為替介入も絡んでいますから、その資金が米国債や日本国債の売却という形になるのも、仕方ない部分はありますよね。

ただ、自分たちはどうしても「インフレ→金利上昇」という経済面から語りがちなんですが、米国の景気指標を見ると、個人の購買意欲が異常に強いというより、産業界が海外需要を取り込みながら流通構造を変え始めているようにも見えます。そう考えると、一時期ほどのインフレ懸念はかなり薄れてきている印象なんですよね。もちろん、日本はここから色々大変なんでしょうが。

とはいえ、市場の需給に関して言えば、今回の流れは多くの人がある程度予測していたことであり、マスコミが騒ぐほど突然の話でもないと思っています。

案の定、今日はNY市場が反発しましたし、あとはエヌビディア決算を市場がどう受け止めるか。その反応次第で、今回の上昇局面の天井感も見えてくるんでしょうね。今のところは、狙い通りの流れという印象です。

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