換金(6/10朝の講義)
9日の東京市場は4営業日ぶりに反発。日経平均は前日比+1,392円の6万5,416円63銭で取引を終えた。米国株式市場はまちまち。ダウ平均は86.10ドル高の50872.11ドル、ナスダックは250.84ポイント安の25678.82で取引を終了した。
市場は世界的にファイナンス案件が増えており、全体として換金売りが優勢になりやすい環境だと思います。IPO銘柄そのものの良し悪しを語るつもりはありませんが、その規模から生じる資金需要を考えれば、一時的に市場の勢いが鈍るのは仕方がないように感じます。
ですから、引受側がその銘柄の将来性を前向きに語るのは自然なことですし、他のファイナンス案件についても資金が必要になる以上、何かを売って資金を捻出するという「普通の事情」が発生します。結局のところ、お金には限りがありますからね。
データセンター関連もそうですが、各社とも借入をかなり進めています。ただ、この流れがずっと続くのは決して楽な話ではありません。特に日本からの借入についても、以前に比べるとハードルは上がりつつあります。
金利が1%上がるというと小さな変化に聞こえますが、実際にはローン負担が大きく変わることもあります。その視点で考えると、若いうちに長期ローンを組んだ人たちにとっては、なかなか重い話になってきていますよね。
もちろん、そうした金融正常化を目指してきた側面もあるのでしょう。しかし実際に積極的に借りていたのは海外勢であり、国内では超低金利と言われながらも、そこまで資金を活用できる余裕があったわけではありません。株式投資についても、資産形成という考え方よりは「金儲けレベル」の意識が強かったように思います。
もしこの需給環境が夏場まで続くのであれば、最後のところで少し厳しさが出てくる可能性も考えておいた方が良いのかもしれませんね。
8136サンリオ、7701島津製作所、3697SHIFT

