4月4日:今日の市場の見方
「見逃せない長期投資のチャンス」
株式投資において「困ったことになった」という展開は何度もありますが、正直なところ「どうしようもない」と思った相場は一度もないというのが実感です。株式投資の根本にあるのは企業収益ですから、仮に企業成長が壊れてしまうと、株式投資は資産への投資に変わります。ただ、その資産自体がむしばまれるような展開になれば、なかなか取り返すことは難しくなります。
昨日の市場の動きで、多くの投資家が適応していましたが、世界同時株安による損失回避のスパイラルが一巡しない限り、しっかりとした動きがないと思います。昨日は、輸入企業で円高に強い企業や、国内の内需企業がうまく買われましたが、その収益が本当に上がるのかという点については、インバウンド需要の不確実さから疑問が湧くところです。
米国企業に加え、東南アジアに向けた関税が多くの企業にとって不利な状況を作り出しています。これに対して、「アジア経済圏」という考え方が重要になり、米国はこれを否定しても結局、中国やインドに頼らざるを得ない状況にあると思われます。米国が親分でで~んとしているから、我儘や勝手な言い分を通していますが、その親分が「みかじめ料」をくれと言うならば、その分、権力は落ちていくことになります。
各国の対応は様々で、カナダやフランスなどは対抗の姿勢を見せていますが、日本はひたすら「落とし所」を探している状態です。これは、対抗する関税をかけない方針であることが一因で、抜け駆け外交と言われることもあります。これに関して、各国首脳が集まり、今後どうするかをヒアリングすべきだと思いますが、足並みが揃っていません。
そんな中、地盤が不安定な西ドイツやフランスの選挙、また日本も参議院選挙を控えており、現状のままだと影響があるかもしれません。米国は強気で出てくるでしょうし、中東情勢も絡んで複雑な展開が予想されます。しかし、短期的な視野にとらわれず、資産を作るチャンスとして捉え、遠い未来を見据えた投資を考える場面です。