銘柄記録12月12日:今日の市場の見方
12/12備忘録:銘柄まとめ(推奨ではありません)
2502 アサヒグループ
システム障害で大きな痛手を受け、他社にも迷惑が及び、ビールなど年末商戦が実質不能という厳しい状況です。出荷が手作業になっているほどで、影響は小さくありません。ただ、これは何十年も尾を引く話ではなく、今期さえ目をつむれば拾える場面もあると感じています。ネットワーク回復のタイミングを考えると、いったん下落が始まれば長い調整ゾーンに入る可能性もあり、その先の時間帯をどう読むかが焦点になりそうです。
1911 住友林業
米国に強い住宅建築企業で、現地調達型のため関税問題もクリアしやすいとされます。米国金利の影響を受けやすい企業ですが、金利低下の流れもあって米国の住宅株に変化が出ています。中間選挙前のトランプ政策に住宅問題が入る可能性もあるため、注目度は引き続き高い印象です。また、伐採後の苗木植え付けにドローンを使うなど、時代に合わせた取り組みも進んでおり、AIロボット活用も視野に入れている点が特徴的です。
4483 JMDC
健康保険や医療データを加工し、製薬・保険会社などに提供する企業で、オムロン子会社という点もポイントです。高市政権のバイオ関連支援の話題が出る中、研究や効率化だけでなく、業界全体のシステム最適化という視点でも同社の存在感は高まりやすいと感じます。データの利活用が本格化しており、製薬マーケティング部門が大きく伸びてきているのが印象的です。
4575 キャンバス
損失拡大が続く創薬ベンチャーで、主力の膵臓がん治療薬で知られています。開発が第三相まで到達しており、その過程で資金需要が増すため「増資が怖い」として買いづらかった面があります。ただ、一昨日のIRセミナーで担当者に確認したところ、薬品が完成・販売できない段階では増資をしない意向とのこと。27年目標を考えると、来年あたりは動きが出やすくなる可能性もあると感じています。
