4月19日:今週の市場の見方
今週の見方
綱渡りのような上昇ですが、市場がどこまで織り込んでいるのかがポイントになります。週末のNYの動きを見る限り、この市場をイランと米国の戦争重視で捉えるなら、どこかで材料出尽くしという見方にもなりやすく、企業業績もこの物不足の環境下で大きく良くなるとは考えにくい部分があります。だからこそ、NY株も最後は伸び悩み、換金売りが目立ったのだと思います。ただ、AIが反応したとはいえ、想定以上にこの市場は慎重に構えるべき時間帯に、タイムリーというかTACO的というか、流れが変わってくる面もありますよね。
市場の現状と課題
本当に気になってくるのは、業績が悪くなりにくいタイプがどう動くのか、あるいは読みやすいものが選好されるのかという部分です。東京市場では、週末に1000円以上の下落があったことで、投げは一巡したような雰囲気もありますし、依然として半導体主力株には空売りが積み上がっている銘柄が多い状況です。こうした状況から見れば、一度は節目を試すような動きになるのかという見方も出てきますが、その一方で、位置的にはやや難しい水準にあるとも言えます。
今後の展望
前向きに見るならば、AIデータセンターや高度なクラウドサービスに使われる半導体は、メモリーを含めて供給不足が続くという話もあり(18日の日経朝刊)、2027年頃まで需給がタイトとの見方もあります。そうなると、キオクシアやアドバンテストといった銘柄も、海外企業の業績動向を踏まえると極端に悪いという評価にはなりにくいかもしれません。
実際、少し前まではTSMCが好決算でも「期待に届かない」という理由で売られる場面がありましたが、直近では「コンセンサスを上回った」という評価で買われる場面も見られ、評価軸にも変化が出てきています。
こうした流れを踏まえると、強気の見方では空売りが積み上がった中で業績が読みやすい銘柄に資金が向かう、という展開も考えられます。ただ、自分としては頭では理解できても、今の位置では一度間を置いて見たいという感覚もあり、水準訂正のような動きが入る可能性は意識しておきたいところです。また、強い相場になるほど「先が見えやすいもの」に資金が集中する傾向も出てきますよね。
最後に
自分としては、この一連の流れについては4月初旬から強気スタンスで見てきたことが結果的には合っていた、という整理になります。ただ、ここからは無理に追いかけるよりも、手元の銘柄の動きを丁寧に見ながら、一部利食いした資金についてはレジャーや政策関連など、少し違う視点での配分も考えていく段階だと思っています。
