強さと脆さ(4/21朝の講義)
20日の東京株式市場は反発。終値で5万8824円89銭(前日比+348円)だった。米国株式市場は小幅反落。ダウ平均は4.87ドル安の49442.56ドル、ナスダックは64.09ポイント安の24404.39で取引を終了した。
非常に堅い市場で、今朝もNYの動きとは関係なく夜間先物は高い水準にあります。ただ、少し気を抜くと昨日の後場のように下へ向かう場面もあり、この不安定さは続いていますよね。これは停戦であれ終戦であれ、イランも米国も望んでいるという期待がある一方で、「会談は開かない」「イラン船拿捕」といった動きも同時に出てくるため、見方が定まりにくいからだと思うんです。ひとつの焦点はホルムズ海峡の支配権ですが、そこまで米国が主導して良いのかという国際的な見方もありますし、イランも革命軍など複数の勢力があり一枚岩ではないため、簡単に自由にさせたくない事情もあるのでしょう。周辺には各国のゲリラ的な組織も関わっていると言われていますし、「国民に自由を」という大義が十分に実行されていない現状では、現政権に反対する勢力にとっても難しい立場になりやすいですよね。
こうした複雑な環境ですから、米国も簡単には引きにくい側面がありつつ、市場としては「有事離れ」のような見方も出てきていると感じます。逆に言えば、どのような形になっても材料出尽くし的な捉え方になりやすく、景気面への意識も交錯して、買われるものとそうでないものの差が大きくなり、相場としては難しい印象があります。
そのため、上値が重く感じられる場面では位置への不安から換金売りが進みやすく、それでも強い銘柄は残し、弱いものを売るという流れになっています。本来は逆の動きが望ましいとも思うのですが、現状はそういう整理のされ方になっているように見えますね。
7011三菱重工、6368オルガノ、1443技研工業
