6月3日:今日の市場の見方

駆け引きが必要になってきた市場は、少し疲れが出始めているようにも感じます。昨日のように換金売りが下げを誘発する場面はありますが、意外とその後に反転することも多いんですよね。力尽きたような雰囲気はなく、資金的には比較的余裕のある時間帯でもありますし、外資が大きく買い越してきたこともあって、モメンタム相場らしく「方針次第」で流れが変わりやすい状況だと思います。

一方で、エヌビディアは新製品を投入していますが、こうした局面では利益率への見方も変わってきます。新製品投入期は収益性が一時的に低下しやすく、次の決算を意識した警戒感も出やすいんですよね。どれだけ良い製品でも、市場は一定の条件で評価軸を切り替えていくものですから、そうした流れが少しずつ始まっているようにも見えます。だからこそ無理はしたくないのですが、昨日のような押しを見ると、つい動きたくなる気持ちも分かります。

見分け方としては、多くの人が買っている銘柄がしっかり回転しているかどうかだと思います。回転を伴った上昇なら、それほど怖い市場ではないんですよね。今日は特に下値の反応が大事で、資金が循環するのかどうかがポイントになります。キオクシアのような強い銘柄だけに資金が集まるのか、それともこれまで弱かった銘柄や売られていた銘柄にも資金が向かうのか。頑張っていた都銀や化学株の一角、あるいは調整していた三菱重工のような銘柄がどう動くのか、よく見ておきたいところです。

そこに回転が効いてくるようなら、市場は思った以上に粘り強いという見方もできますし、逆に広がりが見られなければ寄り天井のような展開も意識されます。ここ最近は寄り付き後に力任せの売りが出る場面が続いていましたが、そうした流れもそろそろ一巡しても不思議ではありません。リズム的にも、昨日の押しがある分だけ明日あたりまでは頑張れる力が残っているようにも感じます。

ただ、自分は逃げるべきものは逃げておきますし、「必ず上がる」といった見方はしません。モメンタム相場というのは、動く銘柄に資金が集中する相場ですから、その流れが止まった瞬間に前日までの勢いが関係なくなることも多いんですよね。

そんなことを考えながら今日を見ていますが、本当に厄介なのは、結局のところ外資のAI主導の売買に左右される部分が大きいことです。彼らは投資家を疲れさせるのが本当に上手いと思いますね。