銘柄記録6月14日:今週の市場の見方

6/14備忘録:銘柄まとめ(推奨ではありません)

6622 ダイヘン
ダイヘンは電力の受変電・配電設備、監視制御装置、計量機器など、送配電網を構成する機器やシステムを製造・販売する企業。東京電力HDの持分法適用関連会社でもある。業績は堅調に推移しており、データセンター向けを含む電力需要拡大への期待から注目される場面もあったが、株価は2万円手前から1万5000円割れまで調整した経緯がある。

EV向け充電インフラの売上減少は見られるものの、社会インフラや電力会社向けの特別高圧受変電設備プラント案件の売上増加がそれを補う形となっている。足元の業績に大きな変化が出ているわけではないが、事業環境の変化とともに継続して見ておきたい企業の一つである。


1332 ニッスイ
ニッスイは水産加工大手。国内漁業では漁獲量が比較的好調に推移し、養殖事業ではサケの養殖成績改善や市況の堅調さを背景に販売価格も上昇している。食品事業も増益を確保しており、国内チルド商品の好調さが北米業務用商品の低迷を補う形となった。

27/3期会社計画では営業利益425億円と過去最高益更新を見込む内容が示されている。一方で、中東情勢の影響による最大90億円規模のコスト増加も想定されており、全体としては慎重な事業計画との見方もある。食品事業では国内で価格改定を進める予定だが、新工場稼働に伴う減価償却費増加もあり、今期は減益計画となっている。そうした要因をどう市場が評価するのか、引き続き見ていきたい企業である。


3563 FOOD & LIFE COMPANIES
回転寿司「スシロー」を全国展開する企業。社名よりもスシローの名前の方が浸透している印象もある。前3月中間期の海外スシロー事業の利益は128億円と前年同期比で約2倍となり、大きな成長が確認された。

背景には中国大陸を中心とした積極的な出店拡大があり、主要ショッピングセンターなど好立地への出店が集客につながっているとみられる。中国以外の海外事業も拡大傾向にあり、インフレ環境下で価格改定が進み、コスト上昇以上に収益率改善が見られる地域もある。日本では価格転嫁が容易ではないが、海外市場では異なる展開となっている点が特徴的である。


3810 ビューティガレージ
ビューティガレージは理美容機器大手であり、業務用化粧品の通販事業も展開している。4Qは売上高82億円(前年比11%増)、営業利益5億円(同17%増)となった。ロイヤルユーザー数は9万口座と前年比12%増加し、年間ARPU(一人当たり売上高)も14.9万円と3%上昇している。

顧客基盤の拡大と顧客単価の上昇が継続しており、この業界の需要の強さを感じる内容となっている。一方で、理美容機器の輸入や物流拠点移転の遅れなどがあり、目先の業績には影響が出る可能性もある。ただ、それらは一時的な要因との見方もでき、事業そのものの変化とは分けて考えておきたい企業である。