銘柄記録6月23日:今日の市場の見方

6/23備忘録:銘柄まとめ(推奨ではありません)

5805 SWCC
総合電線・ケーブルメーカーで、電力インフラ分野に強みを持ち、一般的な電線株とは少し異なる見方ができる企業。中期経営計画や決算説明会では、SICONEX、e-Ribbon、コンタクトプローブなどの戦略製品について、成長率や収益性、利益率を含めた定量的な説明が増えてきている。ただ、銅価格上昇局面で発生した一時利益の反動や、通信・コンポーネンツ事業の課題が意識されやすく、株価面では重しになっている印象もある。一方で、拠点閉鎖や不採算製品からの撤退など構造改革は着実に進められており、戦略製品を軸とした事業構造の変化には注目しておきたい。


5706 三井金属
非鉄大手でありながら、機能材料など川下分野にも強みを持つ企業。最近では「電子材料関連」として市場の注目を集める場面が増えてきた。特に銅箔を含む機能材料事業は堅調で、会社計画以上の推移を想定する見方もある。AIサーバー向け配線板(PCB)関連では引き合いが増加しており、顧客数の拡大に加えて製品ミックスの改善も見られている。高周波、低損失、高電力、高密度実装といった性能要求が高まる中で、関連材料の重要性も増しており、同社の事業内容を改めて確認しておきたいところである。


1332 ニッスイ
水産加工大手。先日も触れたように、国内漁業では漁獲量が堅調に推移し、養殖分野でもサケの生産成績改善が見られている。市況の安定を背景に販売価格も上昇傾向にあり、食品事業も利益面で貢献している。国内チルド食品が好調で、北米の業務用低迷を補う形になっている。会社側は中東情勢の影響として最大90億円規模のコスト増を想定しており、事業計画は比較的慎重な内容となっている。ただ、その前提はやや大きめに見積もられている可能性もある。加えて国内では価格改定も進めており、その影響も今後の動向を見るうえで重要になりそうである。


8151 東陽テクニカ
輸入計測機器を中心に展開する企業で、エレクトロニクス分野や官公庁向けに強みを持つ。比較的堅実な企業という印象が強い。大型案件の一部が期ずれとなり後半に寄与する見通しで、その分業績への貢献が期待される一方、次の四半期との比較では数字が鈍化して見える可能性もあり、市場では慎重な見方もあるようだ。ただ、9月決算企業であることから通期での進捗は確認しやすく、来期水準についても比較的高い評価が示されている。こうした企業は、短期的な数字だけではなく事業の中身を丁寧に見ていくことが大事だと思う。