4月24日:今日の市場の見方

TOPIXは3日連続安、グロースは崩れ、6万円を達成した日経平均は大荒れという状況。達成感もあるでしょうし、あまりにも集中した物色になってしまったことで、さすがに無理が出てきた印象ですよね。ただ、実体経済を見れば企業業績の落ち込みはある程度見えているわけで、その中でのこの動きはやや行き過ぎという見方にもなります。結局、目に見えやすいのが半導体関連というだけであって、昨年から散々言われていたコンデンサ関連、例えば村田製作所のような銘柄が無視されていた流れを見ると、物色というのはやはり気分に左右される面が強いと感じます。

ですから、ここからは「半導体以外」という発想が必要になってくる局面かもしれませんし、そうした視点がないと市場としての広がりが出にくいと思うんですよね。この場面では半導体は一度見送るのか、それとも別の軸を探すのかという整理が必要になる。昨日のYouTubeで鈴木さんが自動車株について触れていましたが、正直そこは難しいと感じていて、消去法で考えると製品に依存しないものや、内需で完結できるものといった見方になりやすいですよね。

そう考えると偏った物色もある意味では仕方ないのですが、市場全体として「探す力」が少し弱くなっているようにも感じます。普通に三菱重工業や日立製作所といった銘柄でも良いのですが、どこか不安が残る。そうなると、プラント関連のように分かりやすいテーマや、バイオなど次の軸が見えてくると動きやすいのですが、現状はそこがはっきりしない。極端な話、低位株でも良いのですが、テーマの軸が見えにくいんですよね。

とにかく市場には資金はあるが自信がない状態で、大きく張らず効率を求める売買になっている。いわば仮説的な買い方が増えているのですが、それが逆に効率を悪くしている側面もあります。過去からいる個人大口の動きも見え隠れしますが、いわゆる物言う株主的な動きだけでは面白くない。自分としては、地味でも値動きの鈍いバリュー型を考えていく局面かなと感じます。とはいえ、その前提としてはやはりTOPIXの動きがどうなるかの確認が必要でしょうね。

しかし、本当に疲れる市場で、正直かなり消耗しますよね。