5月7日:今日の市場の見方

和平が近づいたという話から市場は急伸しました。そんな中で、日本の先物は異常とも思える強さを見せましたよね。ちょうどパークシャーの「株主の日」で、バフェット氏の交代に伴い、後継者が「日本の商社は有力な投資先」として先代の考え方を継承しつつ、「日本株への期待」といった話をしていたんです。そこに連休前の買い控えや売りつなぎも重なり、薄商いだった連休中の東京先物市場は大きく揺さぶられたという感じです。

自分も先物を売って連休に入ったんですが、3日の底堅さを見て嫌な予感がして、4日の朝の押しで買い戻しました。ただ、どうにも納得しにくかったのは、AI解説みたいなマスコミの論調なんですよね。根本的にホルムズ問題が落ち着いたとは思えませんし、前日の韓国船の火災騒ぎなどを見ても、特別な進展があったようには感じませんでした。それなのに反応が良すぎたから、「何か裏があるな」と思っていたら、この“和平”という材料が出てきた。米国では職員のインサイダー的な売買にも妙に寛容な空気がありますしね。

パークシャーの「株主の日」以降、先物は需給面で日本有利に傾き始めていたという事実がありますし、売っていた人が多かった、買っていなかったという背景もあった。その中で、決算の良かった米国株高も加わって、「下がりにくい市場」という空気になっていたんでしょう。ただ、理由が需給や環境だったとしても、「ホルムズ安定化→原油安」という流れは結果論的な解釈にも見えますし、そもそも原油が急反発していたこと自体が過剰反応だった気もするんですよね。

さらに、「原油高による景気悪化」を不況要因としていた記事が、景況感指標でコンセンサスを下回る数字が出ると、今度は「金利が上がらないからポジティブ」という解説に変わってしまった。そういう流れの中で、日本の5日の先物市場はあっさり61,000円台まで駆け上がりました。自分も底堅さを見て買い戻し、少し買い持ちはありましたが、この上昇は早めに売ってしまいました。正直、とても腰を据えて乗れるような上げ方ではなかったですよね。

自分は需給そのものは来週半ばくらいまでは悪くないと思っています。ただ、こうした“小技”で需給を取り繕っている市場だと、外資の中間決算や一巡感で買い注文が止まった時、どうなるのかは気になります。目先は強い場面があるとしても、その先は買い控えムードになりやすいですし、もう少し上がればポジションを軽くしたくなる人も増えるでしょう。全体的な理屈が薄い中では、なかなか強気一辺倒にはなりにくいですよね。

だからこそ、今の投資家は「動くもの」に触りにいくんでしょうが、自分としては、せっかく買っていた商社や銀行がしっかり上がったんですから、そういう銘柄を大事にしていきたいと思っています。