油断(5/12朝の講義)

昨日の後場は会議というか話し合いがあって外出していたんです。2時間ほど市場を見られなかったんですが、終わってから確認したら、やけに評価額が減っているんですよね。そこで持ち玉を調べてみたら、まあ、かなり売られていました。決算を見ても会社予想とは誤差の範囲ですし、自分としては収益は先の話だと思っていたんですが、AIアルゴでも発動したのか、大幅安の銘柄が3つほどあったんですよ。もちろん過剰反応なんですが、この市場って、こういう“弱いもの”を徹底的に売る癖がありますよね。上がり続ける銘柄を買い上げる一方で、弱い銘柄は個別で徹底的に叩くという流れです。

ひとつ言えるのは、全体としては過熱していない市場なんです。だからバブルではないんですが、一方で日経平均寄与度の高い半導体株なんかは、PERだけ見ればかなりバブルっぽいんですよね。逆に、今は利益が見えなくても、今後の政策や社会変化で受注が見込めそうな銘柄については、「現状数字が弱い」というだけで非常に強く売り叩かれる。そうすると押し目買いも入るから、それを嫌ってさらに下を壊しにいくような、“AI叩き”みたいな動きになってしまうんですよ。

これは正直、防ぎようがないです。一方で、強い銘柄に関しては、空売りが入った瞬間に獲物を狙うような感じで一気に買い上がられる。今週はもともと難しい相場になると思っていたんですが、その矢先にこういう仕掛けが入ると、本来なら明後日あたりが天井感の出やすいタイミングなのに、また主力株へ向かわざるを得ないのか、あるいは突っ込み安の銘柄が戻らないと苦しくなるのか、悩ましい展開ですよね。

ちょっと市場のリズムが狂ってきていますね。

4401ADEKA、8001伊藤忠、7011三菱重工