凄さと脆さ(5/26朝の講義)

この強烈な上げ、本当に「どうしちゃったの?」という感じですよね。イビデンや村田製作所が、ここまで勢いのある動きをする株だったのかと思ってしまいます。ただ、株価水準そのものが高くなっているので、率で見ればそこまで異常な過熱感には映らないんですよね。だから、デイトレーダーや自己売買勢は走りますし、トレンド追随型の自動売買も「狙うならここだ」という形になって、こうした物色へ向かっていくのでしょう。

一方で、その流れに乗れていない個人投資家も多いと思います。ただ、運用系からすると、主力株を利食いしてしまうと運用成績が鈍化するので、なかなか手放せません。逆に、運用担当者が変わると、今度は成績を意識して、動かない銘柄を機械的に売ってくるんですよね。結局は「今」の相場に合わせた投資へ組み替えるわけです。人事異動があれば、前任者の色を消したいというのは、ある意味普通の行動でもありますからね。

そこへ、収益の差や変化率をAIが投資対象として拾ってくる。さらに人員削減の流れの中で、自動売買がトレンド追随型になっていけば、従来の常識では説明しづらいような動きになります。昨日のように、下がるものは徹底的に下がり、上がるものは異常に上がるという、かなり極端な市場になってきました。

そうした流れが、54000円台を短期間で突破して、65000円台方向まで市場を押し上げたのでしょう。ただ、こういう相場は逆回転することも十分あり得ると思っています。弱気というより、「用心しておく時間帯」に入っているという感覚なんですよね。

6758ソニー、6619ダブルスコープ、4183三井油化