5月26日:今日の市場の見方
運用担当者が入れ替わる時期でもありますし、決算が一巡して良し悪しがはっきり見えてきたところに、トレンド追随型の自動売買、さらに「今流行しているもの」に集中する投資が重なれば、こういう相場になるのも典型的なんでしょうね。昨日も3%以上下げた銘柄はかなり多かったですし、実際、自分も日揮などを持っていますが、全体としては評価額があまり増えていないんですよね。そういう中での日経平均65000円台という感じです。
指数計算でも、自分がよく使う「波動計算」では、木曜から金曜にかけて値動きが大きくなりやすいタイミングが出ています。ちょうど和平の話が具体化する可能性や、日銀の姿勢が見えてくる時期とも重なりますし、リバランスの反応も絡んできそうです。上下ともに振れがきつくなりやすい印象ですよね。昨日も欧米市場では警戒感が強く、日本市場でヘッジ的な買いを入れていたような動きも見られました。
だから今回は、売られた株の中で活路があるものに目を向けた方が良い気がしています。好業績や電子部品関連でも、下げ方がきつかった銘柄は意外に多かったですからね。「なんでこんなに上がらないのか」と思う電子部品株もかなりありました。まして内需株で、データセンター建設関連やベイエリア工事関連のような企業まで売られているのを見ると、「そこまで売られる理由があるのか」と感じてしまいます。
そこに、運用効率や流行、自動売買が絡んでくるんですよね。運用担当者が変われば、効率の良いものへ資金を寄せるのは自然ですし、AI運用ならなおさらそうなります。今はそういう市場だと割り切るしかないのかもしれません。投げられている銘柄でも、実際には収益面が改善していて、PER的にはむしろ割安になっているものも出てきていますからね。
しかも、和平ではなくても上がってきた銘柄というのは、仮に本当に和平へ向かった場合、逆に戦争懸念で売られていた側へ資金が移る可能性もあるわけで、今の人気株をここで追いかけるのは簡単ではないと思うんですよ。
特に化学株なんかは、この原油高の中でも今期見通しが強く、さらにAI関連の恩恵も受けるという構図になっています。普通なら、原油高がここまで進めば赤字や減額修正が続出してもおかしくないのに、そうなっていない。これは産業構造そのものが変わってきたとも感じます。そこへ和平まで加われば、さらに評価されるという見方をする人も多いでしょうし、他にも「変な売られ方」をしている銘柄はかなりあると思うんですよね。
