資金の流れ(6/4朝の講義)
3日の東京市場、日経平均は大幅反発。終値で前日比1,667円89銭高の6万8,402円13銭となり、終値ベースで初めて6万8,000円台となった。TOPIXも史上最高値を更新。米国株式市場は反落。ダウ平均は620.72ドル安の50687.07ドル、ナスダックは239.92ポイント安の26853.98で取引を終了した。
市場の説明がキオクシアや村田製作所など、AI関連銘柄の話だけで成立してしまっているような状況ですよね。そうなると、本来の企業価値や事業の良さといった部分が語られにくくなります。政策や景気の話も、どこか蚊帳の外に置かれている印象があります。自分なんかは、来週以降の需給要因や2月物の配当環流などを考えると、資金があるなら比較的安全性を重視する方向へ向かいやすい時期だと思うんです。また、スペースX上場を巡る資金需要なども考えると、今買われている「速さ」をテーマにした銘柄群には少し注意して見ておきたい気持ちがあります。
そう考えると、経済統計が強く出た場合にどうなるのか、逆に弱く出た場合にどうなるのかを考えても、どちらも素直に解釈しにくい環境ですよね。ましてそこに日銀の金利動向まで絡んでくるとなると、普通なら昨日のような買い方にはなりにくいと思うんです。しかし実際には強引な買いが入り、上値を抜いていく展開になりました。いわゆる恣意的とも見える先物主導の売買の中で、どう見ても資金が特定の方向へ集中しているような流れが見えてくるんですよね。
だからこそ、怖いはずなのに怖さを感じにくくなっていて、「売ったらもう買えなくなる」という思い込みから売れなくなっている部分もあるように見えます。自分はそこが少し気になるところなんです。昨晩のNY市場を見ていても、そうした空気は感じましたし、全体として少し安易になりすぎているのではないかという印象は持っています。
8136サンリオ、8604野村證券、4506住友ファーマ

