みんな当たった(6/8お昼の講義)


言った者勝ちのような相場になると、この下落を「当たった」と言って発信する人も増えてきます。ただ、実際には8割方の人が下落そのものを予想していたわけではなくても、どこかで警戒感は持っていたと思うんですよね。

中には「2週間前から予想していた」という人もいましたが、その頃はちょうど上昇が始まったタイミングでしたから、結局は今の水準につながっているわけです。一方で、この下げを見てキオクシアや村田製作所を買いに向かった人も多かったと思います。まずはそこを買って一回転という考え方なら、結果的にその辺りが一番しっかりしていましたよね。

もっとも、もう一度回転が効いた人もいるでしょうし、そうした考え方が市場参加者の間で共有されてきたようにも見えます。そう考えると、むしろ良い流れなのかもしれません。自分は予想をするタイプではありませんが、ここまでの相場が買いにくかったのは事実ですし、跛行色の強い市場は時間が経つと皆が乗りにくくなることも経験していました。だからこそ、自分は弱い銘柄や取り残された銘柄を中心に見ていただけなんですよね。

ただ、そういう中でも住友ファーマが上がってくれたり、保有銘柄に内需株が多かったことで全体の下げをある程度避けられたりと、頑張ってくれた部分もありました。自分としては、その程度で十分なんです。だからこそ、今回を一つの転機として、ただ動く銘柄を追いかける投資ではなく、本当に中身の良い企業を見ていく投資へ少しずつ戻ってほしいと思うんですよね。

とにかく、ここまでの相場は疲れましたからね。

4183三井化学、4592サンバイオ、6758ソニー