銘柄記録6月12日:今日の市場の見方

6/12備忘録:銘柄まとめ(推奨ではありません)

4401 ADEKA
ADEKAは樹脂添加剤や半導体向け高誘電材料を強みとする化学メーカー。好決算や半導体関連銘柄として注目を集めた時期もあったが、樹脂添加剤の伸び悩みや食品原材料価格の高騰が警戒され、株価は慎重に見られてきた。ただ、現状の株価水準を見ると、一定程度の業績変動は織り込まれているという見方もできる。半導体材料事業は回復歩調にあり、農薬分野も堅調。自社株買いの姿勢も評価できるポイントだろう。先端DRAM向け高誘電材料については、主要顧客向けの調整局面が26/3期で一巡するとの見方もあり、27/3期以降の動向に注目している。来年を見据えた候補として、株価低迷時には確認しておきたい銘柄の一つである。


4684 オービック
オービックは独立系SI企業として高い収益力を誇る企業。好業績を背景に一時は株価も評価され、大手証券会社によるレーティング引き上げなども話題になった。しかし、跛行色の強い市場環境の中では、資金が一部テーマ株へ集中し、同社のような安定成長型企業は換金売りの対象となりやすかった印象がある。ただ、資産成長を重視する投資という視点で見れば、安定した顧客基盤と効率的なシステムを持ち、高収益を維持している企業であることに変わりはない。AI活用が進むことで企業の業務効率化需要が高まれば、同社の事業環境にも追い風となる可能性がある。こうした銘柄は市場の人気が離れている時こそ、じっくり見ておきたい存在だと思う。


2782 セリア
セリアは100円ショップ大手の一角。セルフレジ導入をはじめとする業務効率化を進めることで、利益率改善に取り組んでいる。レジ業務だけでなく、商品管理や人員配置の最適化などにもシステム活用を進めており、販売管理費率の改善につながっている。また、物価上昇が続く中で節約志向が高まる環境もあり、既存店売上高は前年同期比で増加している。単なる低価格業態というだけでなく、効率経営による収益体質の変化という視点でも見ておきたい企業である。


6330 東洋エンジニアリング
東洋エンジニアリングは三井系の総合エンジニアリング会社。南鳥島周辺のレアメタル開発関連で名前が挙がることが多く、この分野は資源安全保障の観点からも注目されている。また、米国向け投資案件や原子力、LNG・ガスタンク関連など、エネルギー分野との関わりも持つ企業である。株価面では過去の注目局面から時間が経過しているが、政策や資源戦略との関連性を踏まえながら見ていく必要があるとの見方もできる。南鳥島を巡る資源や領土の問題は長期的なテーマでもあり、その中で同社の立ち位置を確認しておきたい。