銘柄記録6月11日:今日の市場の見方
6/11備忘録:銘柄まとめ(推奨ではありません)
8601 大和証券グループ本社
国内大手証券の一角で、大和証券を中心に資産運用やネット銀行事業も展開している。4月27日には子会社の大和ネクスト銀行を通じてオリックス銀行を買収すると発表した。大和ネクスト銀行の預金基盤拡大と、それを活用した不動産担保ローンや証券担保ローンなどの運用強化を進める方針が示されている。証券会社の枠を超えた収益基盤の多様化を図る動きとして注目される案件であり、業界環境の変化に対応しながら事業モデルの拡張を進めている企業として見ておきたい。
6309 巴工業
中堅化学機械メーカーで、デカンター型遠心分離機では国内トップクラス。主力製品は化学製品や鉱物分野で利用されるが、中国の規制強化などの影響で一部需要は低迷している。一方で、半導体市況の回復を背景に機能材料関連の動きには持ち直しが見られている。無借金経営を維持する高収益企業であり、機械製造販売部門の受注状況も比較的堅調。民需・官需の双方で動きが見られることから、現在の市場環境では改めて中身を見直していく対象の一つという見方もできそうだ。
9418 U-NEXT HOLDINGS
旧USENを母体とし、音楽や映像配信サービスを店舗や施設向けに展開してきた企業。現在は動画配信サービスに加え、電力小売なども手掛けており、事業の幅を広げている。これまでM&Aや子会社化を活用しながら事業領域を拡大してきたが、顧客接点を活かしてDX化支援へ展開するなど独自色の強い成長戦略を進めている点が特徴。事業規模は着実に拡大しており、海外展開も進めている。身近なサービスを通じて認知度も高く、事業内容の変化には継続して注目しておきたい企業。
9025 鴻池運輸
鉄鋼、食品、空輸などの現場請負サービスと物流事業を柱とする企業。国際物流は米国や中東情勢などの影響を受けやすい環境にあるものの、インド関連事業の拡大や食品取扱量の増加などが事業面での支えになっている。関西企業らしく会社計画は慎重な印象もあるが、物流需要や車両稼働の状況を考えると、足元の事業環境は一面的には捉えにくい。ホルムズ海峡問題や燃料費上昇といった課題はあるものの、海外展開や事業基盤の広がりを含めて整理して見ておきたい企業である。
