銘柄記録7月26日:今週の市場の見方

7995 バルカー

バルカーの半導体関連製品としては、製造装置を中心に使用されるシール(封止)製品に加え、製造装置向け機能樹脂製品、半導体工場向け薬液貯蔵タンクなどがあります。26.3期は、半導体製造装置市場が必ずしも堅調ではない中でシール製品が健闘しており、足元では大手ファンドリー向け薬液貯蔵タンクの需要が急増しているとみられます。27.3期は前期比39.4%の営業増益を予想しており、28.3期に関しても前期比で増収増益が可能という見方です。現在の株価水準から見ると、業績の伸びが十分に織り込まれていない可能性があると思います。


5991 ニッパツ

ニッパツは独立系の自動車部品メーカーです。昔の日本発条で、通称は「バネ」です。データセンター向けのDDSや半導体関連が好調です。自動車向けばね・シート事業の収益改善、特に27.3期の流れは良いと思います。また、半導体プロセス部品の急速な需要拡大、特に27.3期については、現在の半導体株の低調な動きとは違う評価ができる部分だと思います。評価はまだ低い印象があり、評価が始まれば、今回の調整に合っていたタイプとも言えそうです。自動車関連だけに出遅れていたのでしょう。そこに為替差益が乗ってくるという見方です。


7245 大同メタル

大同メタルは先日紹介した企業ですが、運悪く調整売りにあってしまい、株価は低迷しています。同社は軸受メタルの最大手で、自動車エンジン用では世界最大手です。課題だったアルミダイカスト事業も黒字に浮上し始めていますし、舶用エンジン用軸受需要も好調が続いています。加えて、データセンター向け発電機として、中・高速ディーゼルエンジン需要が旺盛になっています。長期で付き合える企業として、逆張りの候補という見方をしています。


8031 三井物産

三井物産は総合商社です。収益面では慎重なアナリストが多いものの、27.3期から3年間の中期経営計画2029に取り組み始めています。進化したミドルゲーム、つまり既存事業の収益性強化やターンアラウンドなどに加えて、投資案件の果実化、新たな成長投資により、29.3期の当期利益1.1兆円を計画しています。2030年に向かって、無駄の見直しや事業の刷新を進める過程にあり、ここで評価を大きく割り込んで見る判断には違和感があります。デジタルや電力に軸を置くことも、方向性としては間違っていないと思います。