今週の見方【7月7日】

週末のNYの上昇は読み筋だろうが、今週はETFの配当金を捻出するための売りが、日経新聞にもあったように2日間で1.2兆円ほど見込まれる。こうした需給はこの市場ならば一気に取り返すと思われるが、経験則から問題は強い時期のリバランスや配当換金などは需給が歪むきっかけになる事が多く、強い市場で反転したときに皆が安心買いをすると危険な事が多い。それは外資などが期待していると言われるGPIFの株式保有見直しなど、可能性はあっても空前の収益で既に比率は超えていると考えられる。また、あそこまで収益が増えても支給するための年金が足りないのかとも思う。

つまり、多くの運用者はこの位置は引き受けたくはないが、下がればリバウンドはあると思っている。そこで反発して強く見えるときが一番危ないような気がする。こうした換金は確かに市場に出る物であり、通常は出るならばそれを買おうとするのに、知って買いに来た日経平均は得てして一気に需給が変わったりする。米国の金利低下は少し早くなる可能性が出て来たが、その引き換えに景気は頭打ちになってくる状況で、日本の金利は実質上がりはじめ、米国金利が下がると、この円安は少し難しくなると考えられる。

ましてやこの高値圏で損保などが「政策投資」の株式を手放しにかかって来ているし、その受け皿は自社株買いだけで片付かない物が多い。だとしたら、何故この時期に買うのか。それらを買わなくても大量に買うチャンスがあるのにという疑問が残る。仕組みが少し見えてきたが、上がるとしても1月の場面でも一回下がるとそこそこの幅が出ていた。そうしながら脱落する株式が出始めて、「何故上がらないのか」など疑問が出てくるであろう。4月から下がるJR東やNTTがそうであるが、ここまで嫌う理由が分からないまま下がっていくことが多くなる。

そういうきっかけがリバランスであったり、こうした配当捻出後の強き場面である。自分はこうした慎重な部分があから大成できないのであるが、今回の市場には上手く乗れなかった分、慎重に対応という気持ちが強いのだろう。ここに来て証券会社が非常に強気になって来ている。しかし、買い要因は以前から彼らが否定していた企業収益について、円安から好調になるという文章が多く、それは正しいくても少し違和感を覚える。事実として安川電機の決算は悪く、そういう株式がどう動くのかを確認して色々見ていきたい。