押しか調整か(5/15朝の講義)

フジクラ(5803)の決算は、コンセンサス以下とはいえ相当な数字だったにもかかわらずストップ安。自分が怖いと思うのは、まさにこういう部分なんですよね。これまでは、多少コンセンサス未達でも内容が伴っていれば買われていたものが、株価が上がり過ぎたことで買えなくなってくる。いわゆる「折り込み現象」です。だから、「では、あなたは木曜時点でどこまでの数字を織り込んでいたのですか?」という肝心な部分が抜け落ちていて、結局は「動いているから買う」という条件反射的な売買になっているんですよね。

そもそもフジクラの数字というのは、2~3月に株価が上がっていったように、市場側が勝手にコンセンサスを引き上げていった面がありましたし、今回は古河電工を見ての連想買いも相当入っていたんだと思います。ただ、今日はそうした流れの中でキオクシアの決算がありますから、これも受け取り方ひとつなんですよね。以前、エヌビディアが好決算だったにもかかわらず、「コンセンサスは超えたが、最高予想には届かない」という理由で売られたことがありましたが、ああいう形にならなければ良いんですが、とは思っています。

そういう兆しが出て先に売られ始めると、またそこから市場が息を吹き返したりもするんですが、こうなってくると米中会談やイラン問題まで“棚上げ相場”みたいになってきますよね。自分は、ああいう展開はあまり良いとは思わないですし、相場が完全にマネーゲーム寄りになっている気がするんですよ。そういう時は、自分としては好決算でも新安値圏に近いような銘柄の方が、まだ落ち着いて見られる気がしています。

まあ、そういう性格なんですよね。

9672東京都競馬、6407CKD、6814古野電気