資金(5/20朝の講義)

基本的に、米国では税金還付金の流入が一巡し、ヘッジファンドの中間決算も重なる時期ですから、処分売りは出やすい一方で、新たな資金流入は細りやすい時間帯なんですよね。日本も金融機関の配分が一巡し、次のボーナス資金や配当の還流までは、なかなか新規資金が入りにくい状況です。そう考えると、処分売り自体は今週いっぱい続く可能性がありますが、6月に入れば再び資金環境が改善する、という見方も成り立ちます。

ただ、半導体関連にはやや一巡感が出始めていますし、市場内で新しいテーマが少なくなってきています。もしエヌビディアが“気の利いた数字”を出せなかった場合、市場は少し厳しくなる可能性がありますし、6月以降も外資が同じ銘柄群を買い続けるとは限らないんですよね。

だからといって、「クラッシュだ」「バブルだ」と極端な話で売りを煽るのも違う気がします。識者が“この押しは一定の範囲内”と言うのは、米国企業の業績が空前の水準にあり、PER低下を吸収しているからでしょうし、日本株もNT倍率などから見れば、一般株は意外に下がりにくい面があります。

昨日あたりもNTトレードが入っていましたが、なんだか3月後半にも似たようなことをやっていた気がするんですよね。半導体が買えないなら別の物色に向かうのかと思えば、結局は“食い散らかし”のような売買になっている。こういう展開は、あまり良い流れには見えないんです。

そして気がつけば、「半導体の押しは完了した」と言いながら、また同じような銘柄を買い直す。そういう動きも最近は本当に多いですよね。

ただ、基本的には「4月高の企業を、6月安の場面で買うと強い」というアノマリーも昔からありますから、その辺りは頭に入れておきたいところなんです。

9672東京都競馬、8306三菱UFJ、1963日揮