利食い売り(6/25お昼の講義)

スタートは、昨日の売買代金を考えれば週末を意識した換金売りが続く展開でしたが、本当にしぶとい売りでしたね。気持ちの上では負けたような感覚になってしまいます。しかし、その売りも一巡してしこりが薄れたこともあって、株主総会のあったソフトバンクや新値を更新したアドバンテストを中心に切り返してきました。ラウンドワンやサンリオといった個別株も頑張っていましたし、少し物色が広がりながら、本来の市場に近い形で動き始めた印象があります。今回は中身を伴った動きになってきたようにも感じますよね。

早く動くことが良いという人もいますが、今度は材料を確認した上で買われる展開になってくれた方が良いと思うんですよ。例えば原油安の恩恵を受ける企業や、高市政策、フィジカルAI関連といったテーマが、少しずつ意味を持ち始めるような流れです。そうした形で好業績銘柄全般へ物色が広がっていけば、市場としても健全だと思うんですよね。

そうなると、「売る理由が見つからない」という論調も納得できます。キオクシアも大きく調整したことで出来高が膨らみ、その回転がうまく進んだ結果として人気化したわけですから、現状では十分理解できる動きだと思います。

一方で、個人投資家は明日のリバランスをよく意識していますから、積極的には買いにくい心理もあるでしょう。だからこそ、そうした影響を受けにくい仕手性のある銘柄や、大きく売られて誰も見向きもしなくなったIPO銘柄あたりにも、少し資金が向かってくれないかなと思うんですよね。

日経平均が7万円台にある割には、まだ割安と感じられる株式は意外と多いですよ。

4043トクヤマ、6740ジャパンディスプレイ、2397SHIFT