下は堅い(6/19朝の講義)

「18日の日経平均は+348円の3万8885円となり3日続伸。米国株式市場はまちまち(ダウ平均は44.14ドル安の42171.66ドル、ナスダックは25.18ポイント高の19546.27)。」

需給環境の良さが際立ってきています。今日も夜間先物は安いですが、買い戻しや外人買いから下値は堅いと考えられています。それどころか、昨日のようなロケットスタートを決められたら、市場関係者はある意味で期待している一方、売り方は不安になっている状況です。無茶無茶な買い方でありながら、じっくりと一日をかけて攻めてくるので、大引けの商いの仕方を利用した「高値引け」がこうも続けられると、かなり厳しく感じます。

ただし、主力銘柄はほぼ循環して無茶無茶に上がるものの、主役は日替わりで変わるため、昨日の半導体は前日強かった銘柄が伸び悩み、休んでいた銘柄が来ている状態です。日立なんてのは、もう死んだと思っても、あんな切り返しをされたら買う暇もないですよね。その一方で、富士通は鈍い動きにとどまっています。

こうした売り買いのタイプでは、一般的な好業績銘柄よりも、実際に動いたものの逆張りの方が良い結果を生むことが多く、四季報先取り銘柄が順番に来ている事実に気づいていない人も多いでしょう。自分はそうした、今動く物に近い四季報先取り型の銘柄を仕込んでいますが、仕込んだ途端にもう動き出しています。

結果として、なんだかんだで助かっていますが、儲かったとか当たったという実感はあまりありません。

6182メタリアル、6981村田製作所、3810サイバーステップ