10月10日:今日の市場の見方

まったく、日経平均を上げるためだけの相場という感じで、ついに“一社で上げる”パターンになってきましたね。最近こういうのが多いから、うまくいっている営業マンも多い一方で、意外に鈍感な調査部の話をそのまま聞いて動いている人も見かけます。理屈は分かっていても、買いにくいものはやっぱり買いにくい。危険性もあるとは思うんですが、それでも「強いのは何?」という発想から、ディーリング相場になっているんですよね。

それを否定する気はありませんが、昨日はオンコリスバイオが後場から急騰。この株は、自分が外出すると強いという“面倒くさいタイプ”なんですが、こうしたバイオ株も数銘柄、動き始めていましたよね。だから本来は銘柄が入れ替わって、もう少し絞った投資になるはずだったのが、材料があったことで結果的にソフトバンクに集中してしまった。そんな感覚だと思います。

だから、先日までの“高市トレード”というより、今は物色の傾向として集中しやすく、それを意図的に仕掛けたという感じですね。SQがありますから、外資はどうしても持っていきたいわけです。その流れの中で、以前のように「SQ後は一気に冷める」というパターンが最近はなくなってきているので、対応に悩むんですよね。大体こういう局面では「ここで売れば儲かる」と思うのですが、夏以降はことごとく裏目に出ています。もし公明党と自民党の件局が進展なんてことになったら、売っていた人は相当焦るでしょうね。

まあ、だから自分は焦らずコツコツ貯めて、「待ち伏せ投資」を徹底するだけです。強い市場なら、株価はそのうち他の銘柄も修正してくると思いますし。特に今期が悪くても、後半から立ち直る企業は来期の数字を織り込みにいく相場になりますから、中間決算以降はそういう動きが有効になると感じています。