動き方(3/4お昼の講義)
4日前引けの日経平均株価は3日続落。前日比2188.94円安の5万4090.11円で前場の取引を終了した。
先物の板が非常に薄く見えますし、しかも多くの注文が機械的に出し入れされているような状況ですから、実際には思った価格で買えず、気づいたら想定より上の値段で約定していることも少なくありません。そのため、数秒で上がり、また数秒で下がるといった値動きになっている、という見方もできます。こうした状態が続くと、市場の信頼性という点で疑問を感じる向きも出てくるでしょう。買い戻しが入る場面もありましたが、後場には株価を押し下げるために出された売りポジションが残っているとも考えられます。それを回転させるのか、あるいは役目を終えたとして買い戻すのかは、現時点でははっきりしません。いずれにしても、弱気の話題が多く語られている状況では、市場全体の信頼感が高まりにくいという印象はあります。
そのため値動きは非常に大きくなりやすく、日経平均の現在の位置から見ると評価損が増えている投資家も少なくないでしょう。もし外資系の資金がどちらかに大きくポジションを傾ければ、相場全体が一気にその方向へ動く可能性もある、という見方もできます。一方で、損出しの売りも徐々に出てきているようです。市場が警戒しているのは、やはり週末や、いわゆるブラックマンデーの記憶と重なるような急変動です。そうした背景から、今日や明日は後場の動き、特に個別株に何らかの兆しが見えるかどうかが一つの注目点になっているように思います。
通常であれば、ここまで下げると売りが出にくくなる場面もありますが、足元では好材料が見えにくくなっているのも事実です。そのため、昨年と似たように厳しい3月になる可能性を意識する向きもあるでしょう。CTAの買いポジションの積み上がり、金融機関の換金売り、AI関連銘柄への見直し、さらにはAIアルゴによる注文の影響などを考えると、下方向のリスクを意識しながら、様子を見つつ打診的に買う――そうした売買姿勢が求められる局面という見方もできそうです。
6232ACSL、9337トリドリ、4680ラウンドワン
