3月15日:今週の市場の見方
今週の見方
市場の行方が、イラン問題をきっかけに世界景気の問題へと発展していくような流れになると厄介だと思っています。今回の動きは、需給的な要因から来る「砲声は買い」という発想が一巡した局面と見ることもでき、実際にそれなりの反発もありました。ただ、米国のインフレ懸念はこのイラン問題より前から出ていた話で、関税問題などから来る影響も否定されず、原材料高が価格に転嫁される流れが続いていました。そこに今回の原油高が加わり、物価上昇への警戒が改めて意識されたことが、先週後半の売りにつながったという見方もできると思います。
市場の現状と課題
クレジット問題についても似た構図があります。インフレによる生活苦を訴える個人はカード返済が厳しくなりやすいですし、企業側でもデータセンター投資などをクレジットで調達しているケースがあり、想定以上のコストが重なる可能性があります。そうなると採算の問題から貸し倒れリスクが語られ始めることもあります。
『原油高 → インフレ → 購買意欲の減退 → 景気鈍化』という流れが市場のテーマとして意識され始めると、問題の広がり方は大きくなっていく可能性があります。
今後の展望
こうした状況の中で、今週は中銀の会合が各国で予定されており、それぞれ事情が違うことが市場をさらに複雑にします。欧州はインフレ抑制が中心テーマで、金利を引き上げる姿勢も見られます。一方、日本はコストプッシュ型インフレに対して金利引き上げは効果が薄いという見方が多く、動きにくいという印象です。そうなるとEUは景気減速を意識したユーロ売り、日本はインフレによる購買意欲低下を背景とした円安という構図も考えられ、現実的に取れる手段としては為替介入くらいしかないのではないか、という懸念もあります。
さらに、こうした会合が並ぶタイミングは、彼岸底のように買いが入りにくい時間帯でもあります。そうなると普通は株価が下がらないと買いが入りにくいですし、先週末の日本株はやや強すぎたという見方も多いようです。株価として下値確認ができた銘柄もあるかもしれませんが、無理な売買は避け、イラン問題の落ち着き、原油の動き、為替の方向などを見ながら判断する方が良いと思います。
最後に
この市場が反転するきっかけは「イラン問題が片付く時」だという認識は多くの人が持っているようで、その答えは突然来る可能性もあります。そうなると多くの人が早く手を出してくる傾向もあります。
その場合、段階的な買い下がりという方法もありますが、問題が落ち着いた後に利食い売りが出始める局面で、主力株や好業績期待株を拾うという考え方の方が無難に感じます。最初の突っ込み買いはすでに一度出たようにも見えますし、ここからは新たな売り材料が出ていないかを確認しながらの投資になるのではないでしょうか。

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