誰が動けるか(4/30朝の講義)

普通であれば連休の谷間は、運用サイドのディーラーも休みに入っていることが多く、実際に参加してくるのは個人投資家の、いわゆる仕手っぽい資金になりがちですよね。ただ、その仕手性が今回は「売り込まれている株」に向かう形になっていて、空売りが積み上がっている半導体の中でも買いにくい銘柄に資金が行ったりします。一方で、一般的なバリュー株は内需は景気が悪いといった、どこか曖昧な理由で評価されにくく、なかなかうまく機能しないんですよね。

以前であれば「大口個人投資家が動かしている」という見方で整理できたんですが、いまはネット系の「物言う株主もどき」のような存在が増えていて、少し騙しの入ったマネーゲーム的な動きにもなりやすい印象があります。そうなると、自分としては不景気も織り込んだ上で、政府資金が入りやすい分野に目を向けるのですが、結局のところ誰かが買わなければ上がらないわけで、朝になってみないとどう動くのか分からない。この連休の谷間というのは、そういう意味でも少し特殊な感じがしますよね。個人大口が一度ポジションを置いたのかもしれませんし、ネット系の資金は煽りがうまく、流れを作る力はあるなと感じます。

そうした中で今日の市場を見ると、下げること自体は想定内の動きですから、多くの人はそれほど気にしていないかもしれません。ただ、手持ちが薄くて売りが出にくい半導体株も、ここまで来るとさすがに無視はできませんし、さらに言えば原油が下がらず、為替も円安方向に振れている状況は、注意しておくべきポイントだと思います。

このままの流れでいけば、景気はそれなりに悪化していく可能性がある、という前提はやはり頭に置いておきたいところですよね。

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