ニュアンス(6/15朝の講義)

停戦がどうなるのかという問題はありますが、NY市場あたりでも少し雰囲気が変わりつつあるような気がします。時間の経過による影響もあるのでしょうが、どうやら停戦が現実味を帯びてくると、買われる銘柄そのものが変わってくる感じなんですよね。これまで好業績でも景気への不安があったために反応が鈍く、むしろ大きく値を消していた企業も少なくありませんでした。そうした株式が少しずつ反応し始めていますし、大型株も以前のように無碍に売られなくなってきましたから、銘柄の切り替えが始まっているという見方も、あながち間違いではないように思います。

ただ、テック関連も既に動く銘柄が変わり始めていますし、周辺企業や、もともとは半導体関連と見られていなかった企業まで動き始めているので、中身は少し変化してきていますよね。ですから、そちらの流れが続くにしても、工事関連や発電関連、必需部品などへ広く物色が広がっていく方が健全だと思うんです。確かに跛行色が強すぎた市場でしたが、その背景には好業績期待があったのも事実ですから、まずは下値がしっかりしてくることが大事だと思っています。

とはいえ、実際のところは需給相場ですから、大きく動いた株式をその後から追いかけるのはなかなか難しいんですよね。

強かった銘柄が一服する局面になると、日経平均は下がりやすくなることも考えられますし、そうなると周辺の銘柄は少ししんどく感じる場面も出てきます。本来なら市場全体の水準が上がる形が望ましかったのですが、一部の銘柄だけで指数を支えてきた市場ですから、上げ下げに対する体感もどうしても違ってしまいます。そのあたりを克服するような動きになってくれば、第一四半期決算を意識した本来の日程感で相場を見ることもできるようになるんですがね。

6366千代田化工、6622ダイヘン、4183三井化学