3月17日:今日の市場の見方
昨日、実は倒れてしまったんですよね。ただ、その時の記憶があまり無いんです。豪州のファンドのアナリストと飲んでいて、海外の視点からイラン問題の話を聞いていたんですが、早めに帰ろうと会計をして店を出たところまでは覚えています。そこから先の記憶がなく、気がついたら病院のベッドで点滴を受けていました。脳梗塞などの異常はなく、単に貧血から来るものだろうと言われたのですが、大事な話をしていた気がするのに記憶が無いんですよね。
一つ覚えているのは、資源を持っている国の人たちはかなり強気の姿勢だったということと、米国に対して否定的な見方が多いという話でした。彼らの感覚では「核を持つのは普通」というような見方もあるそうで、そのあたりが印象的でした。たぶん、暖房の効いた室内と寒い外との温度差でぼんやりしていて、外に出た時の冷気でおかしくなったのではないかとも思います。まあ、運動不足なども指摘されましたけどね。
ただ、倒れている間に市場が上がるならまだしも、どうしても納得しにくい市場なんですよね。好景気前提の企業の話をそのまま信じてしまうような動きで、確かにエヌビディアの話は戦争とは直接関係ないとはいえ、価格転嫁できないインフレというのは企業にとって厳しいはずです。特に米国は、もともと好景気によるインフレだったところに、戦争によるコストプッシュ型インフレが重なっています。そこにクレジット問題が出てきたり、AIが雇用を奪うという議論が出てきたりと、そういう流れだったはずですよね。
それが一企業の見通しで反転するというのは、やはり説明がつきにくく、結局は需給だったということなのかもしれません。そうしたノイズを運用側がうまく利用したという感じもあります。気がつけば彼岸底の時期ですし、個人投資家は感情で動きやすいので、突発的な上下が起きやすい時期でもあります。ただ、運用という枠組みで見ると、4月以降はこうした短期的な動きから中期目線へと変わっていく可能性もあるのではないでしょうか。
イラン問題が経済にどこまで影響するのかを見ながら、「片付けば上がる」というシンプルな見方をする人も多いので、どうしても先に動く傾向があります。でも、こういう動き方はあまり良いものではないと思うんですよね。
