4月14日:今日の市場の見方

市場はやはりという感じで反転の気配を見せていますが、今回の流れは単なる「物別れ」というよりも、「お互いに確認し合った」という見方の方がしっくりくると感じています。つまり、双方ともこれ以上拡大させたくない、できるだけ早く終結させたいという空気があり、その中で残るのが復興資金と核問題という整理になるのではないでしょうか。米国が復興資金を直接出すとは考えにくく、その代替としての「通行料」をどう扱うか、そしてイラン近辺の航路をどう確保するかという駆け引きが一つの軸になっているように見えますし、イスラエルの継続的な攻撃に対して一定の抑制を求める流れも、自然な反応として受け止めています。

もちろん、すぐに決着がつくような話ではなく、まだ時間がかかるテーマではありますが、タンカーの往来がある程度自由に確保される方向、たとえ通行税が前提であっても機能し始めるのであれば、状況はかなり落ち着いてくる可能性があります。昨晩のNYの動きは、そうした前提を織り込みにいったものとも考えられますし、需給が一巡した市場としては、こうした材料がないと動きづらいという側面もあるのでしょう。

ただ、日本の投資家心理を見ていると、最悪シナリオの記憶が強く残っていることや、先に投げた人が自分の判断を正当化する動きもあって、どうしても批判的な見方が先行しやすい印象があります。何度も言うように、この問題は一度で片付くものではないですし、そもそも最初からハードルが高いとされていた以上、「決裂」という言葉もある程度は織り込まれていたはずなんですよね。

AIだけでなく個人の判断も含めて、どうしても悲観に引っ張られやすい環境ではありますが、実際には徐々に戦争材料から距離を取り始めている部分も見えます。それでも心理的にはなかなか切り替えが効かないのが現実でしょう。自分としては機械的な逆張りをベースに考えていますが、この市場に乗るのであれば、売り込まれた銘柄や先の収益が見えやすいもの、あるいは中長期で仕込むなら経済前提を踏まえたバリュー株という見方になります。動かない人が多い間に組み込んでおかないと、後からでは乗りにくくなる、そんな局面に入ってきている気がしています。