買いにくい位置(4/17朝の講義)
16日の東京株式市場で日経平均は前日比+1,384円の5万9,518円34銭と3日続伸し、終値で史上最高値を更新した。米国株式市場は上昇。ダウ平均は115ドル高の48578.72ドル、ナスダックは86.68ポイント高の24102.70で取引を終了した。
この市場が一部のストラテジストの言うように日経平均10万円までいくのであれば、気持ちとしては楽なんですが、どうしても予想屋の計算の範囲内に収まってしまう話でもあるので、一般的にはそこまで信用されにくいと思うんですよね。ただ、可能性という意味では、昨年の動きなどを踏まえれば全く無い話でもなく、今のような鉄火場的な流れの中で見れば、例えば8万円程度までは一応想定の範囲として語られるのも理解はできます。
ですから、この市場の厄介なところは、その環境の裏側にある原油やナフサの不足、そしてインフレに伴う景気の悪化という部分なんですよね。これをバブル期のような構図に重ねると、資金が「金」から「物」へと移っていく金融相場の色合いが強まり、そこに業績が伴ってくるようであれば、そうした水準も現実味を帯びてくる可能性があるということになります。今はまさにその確認をしている局面であり、だからこそ市場はどこか買いにくさを感じさせる動きになっているのだと思います。
結局のところ、市場が何をどこまで織り込んでいるのかというシンプルな疑問が常につきまといますし、それが値動きから読み取りにくくなっているのが現状ですよね。軽量株は動きが速すぎて枚数を持ちにくく、確かに利益は出ても「ちょい食い」になりやすい。だからこそ、低位の数量株や、あるいは大型株にしっかり資金が入ってくるような展開にならないと、全体としては動きにくい相場が続くのではないかという見方になりますね。
6501日立、3099三越伊勢丹、2802味の素
