恣意的な相場(6/30お昼の講義)


今日はあまり参考にならない相場ですね。朝一の動きを見た段階で、市場がデイトレ中心の売買になっているように感じ、「これは危ないな」と思いました。その後、9時半頃から一段安となりましたが、その場面では値段がワンティックずつ付くのではなく、板に並んでいた注文が瞬間的に消え、まるでワープしたように下値や上値が付く場面が何度もありました。昔の取引所の場立ちなら、あとでクロスさせるための値付け作業がありましたが、今のこうした動きで良いのかと思ってしまいますよね。

そういう状況ですから、今日の前場はあまり参考にならない市場だったと思います。ただ、引け前には少し連携が取れ始めていましたよね。それが後場にもつながるのであれば期待は持てますし、こうした駆け引きが必要になるということは、市場全体に方向感がなく、売り買いのテーマも定まり切っていないということなのでしょう。いろいろ理由は挙げられていますが、実際には「売りたいけれど強気でもある」という、そんな相場に見えます。

フィジカルAI関連などは良い流れに見えるのですが、それを意識している投資家が多くても、今日利益を狙うなら結局はキオクシアのような値動きの大きい銘柄へ向かいます。上がっても下がっても値幅が取れるものに資金が集まる傾向が強いんですよね。一方で、下がった銘柄は「将来の収益を見込んで買う」という視点も必要になります。なんというか、少し性急な市場になっていますよね。あるいは、投資家自身がそうした値動きに慣れてしまったのかもしれません。

1945東京エネシス、8136サンリオ、4043トクヤマ