銘柄記録8月30日:今週の市場の見方
4543 テルモ
テルモは、一時収益331億円を含め、会社予想を上方修正しました。27.3期1Q(4-6月期)の売上高は前年同期比20%増の3,118億円で、市場予想線。ただ、営業利益は60%増の895億円となり、大幅に超過しました。第1Q実績には、米国関税の還付130億円、訴訟に関する受取和解金201億円が含まれており、これらを除くと営業利益は564億円。開示された数値が良好なことは、株価にとってポジティブに働くと考えます。一時金だけに見える数字ではありますが、自主回収した人工血管などを考えると、売上の健闘が目立ちはじめています。
268A リガクホールディングス
リガクホールディングスは、X線分析装置では世界首位。アカデミアや半導体、医療メーカーなどを主軸としています。同社はTOBなどの噂から一時期大きく買われていましたが、基本的には投資の一環で名前が出たという程度で見ておけば良いと思います。売上減と営業利益の54%減が大きく影響している下落であり、当然の下落。ただ、注目は今後の半導体部門の伸びであり、現状は組織の変更や費用をかけて、人材確保と技術革新に向かう場面です。長期投資型の企業だと思います。
7716 ナカニシ
ナカニシは、第2Qがコンセンサスより好調でした。通期の予想も増額してきました。26.12期2Q(4-6月期)の売上高は前年同期比20%増の247億円、営業利益は同26%増の53億円となりました。セグメント別に見ると、歯科事業と外科事業は想定通り、DCI事業と機工事業が上振れました。一般的には減収と見られていた部門が増益になったことであり、そうなると通期の見直し数字の上を行く可能性があります。こうした企業は今の市場物色とは違いますが、長期的に成長可能であり、安い時間帯で押さえていきたい企業です。
7780 メニコン
メニコンは、眼鏡・コンタクト大手で、第1Qの営業利益の進捗率は31%。決算が発表された後に、株価は大きく上昇しました。オルソケラトロジー関連の売上高は、計画の33億円(レンズ15億円、ケア18億円)に対して、実績は38億円(レンズ16億円、ケア20億円)となり、上振れ幅は大きいものでした。レンズケアは中国での競争環境激化によって縮小傾向にありましたが、円安メリットもあって増収に転じました。構造の変化が兆しとして見えたことと、収益源がはっきりしてきたことは大きいと思います。
