うんざり(5/28朝の講義)

イランとの合意が近いと高官発言が出て、市場は一旦かなり良い雰囲気になりましたよね。しかし、その後のTACO大統領の発言で失速。それでも企業収益そのものは圧倒的に高い状況にあるので、物色としては原油安メリットから景気敏感株へ向かっていました。そう考えると、市場はやはり「好業績」にかなり敏感になっているという見方で良いと思うんですよね。

ただ、TACOで株式は下がっても、原油は下がり切らないというのが、双方の都合も絡んだような流れになっていますし、日銀についても「金利は上げられない」という声が多い反面、為替問題を考えたら上げざるを得ない面もあります。それぞれの立場で見方がかなり違うという印象ですよね。

しかし、そうなってくると、FRB議長にしても国家元首にしても、結局は権力者の意思一つで流れが大きく変わるという側面があります。高市さんなどは金利を上げたくない立場でしょうが、金融正常化を進めたい日銀や財務省は、むしろ上げたいわけですよね。そういう意味では、最後は「誰の意思が強く働くのか」という話になってくるんだと思います。

黒田さんの政策について、自分は全面的に良かったとは思っていません。ただ、それでも日銀は株式投資で55兆円規模の含み益を持っているわけで、その収益があるからこそバランスシートも維持できている部分があります。もし債券だけを買っていたら、逆に大幅な損失になっていた可能性もあったと思うんですよね。

結局、何が正しくて何が悪いかは簡単には言えません。ただ、「株式は投機的だ」と言うのであれば、まずそのETFを売ってから言ってほしい、という気持ちにはなりますよね。

6702富士通、6619ダブル・スコープ、5401日本製鉄