6月2日:今日の市場の見方

結局のところ、和平がどうなったのかはよく分かりませんが、少なくとも今の市場にとっては主役の材料ではなくなっていますよね。相場を動かすきっかけにはなっても、市場そのものは既にそういう話だけで動く段階ではないように感じます。というか、皆もう少し飽きてきているんじゃないですかね。

今の市場にはそういう空気があって、高値を警戒しながらも走っている相場なんです。どこかで調整すると思いながら、それでも利益を追求する。結果としてモメンタム重視の売買になっているんですよね。

だから、弱くなった銘柄は徹底的に売られ、その資金は強い銘柄へ向かう。その対象銘柄は少しずつ変わるのですが、売られる側の銘柄はあまり変わらないんです。今になって動いている村田製作所や安川電機も、以前はあれだけ話題にしても下がっていた株でしたし、昨日の島津製作所あたりになると、思わず笑ってしまうくらいですよね。あれほど動かなかった銘柄が脚光を浴びるのですから、物色の一巡感はかなり強いと思います。

だから皆が警戒しながら、何かを売って資金を作る。その対象になるのが電子部品や半導体ではない銘柄であり、内需株だったりするんですよね。良い決算でも半導体ではないから売られる。実にシンプルな選別です。

こういう市場は本当に疲れますよね。個別企業の中身を見て良いものを探す投資ではなく、動くもの、勢いのあるものへ資金が集中していく。モメンタム相場というのは危険性が分かっていても、結局は動いている銘柄だけが対象になり、二極化が進んでいきます。ある意味では、単純なトレンド追随相場よりも厄介な気がします。

もっとも、自分は今日の後場あたりから少し銘柄の流れが変わるのではないかと思っていますし、来週は八専にも入りますから、素直に良い相場が続くとも考えていません。

昨日などは値下がり銘柄が1000を超えているのに、数銘柄だけで日経平均を押し上げた相場でした。結局、多くの人は総資産が減っているのに、日経平均だけが新高値を更新している。その状況に何と言葉をかければ良いのでしょうかね。

「な~んにも言えねぇ」市場関係者の多くは、そんな心境だったと思います。さすがに昨日はやり過ぎで、後場は参加者も少なかったですよね。

売買代金を見ても、自動売買による回転売買が中心だったように感じますしね。