みんな当たった2(6/9朝の講義)
8日前引けの日経平均株価は3日続落。一時下げ幅が3100円を超える場面があり、前週末比2547.72円安の6万4040.40円で前場の取引を終了した。
25日移動平均線付近での切り返しを想定していた人も多かったと思いますが、結果としては順調な回復になりました。ここから物色の裾野が広がり、食品や景気敏感株などにも資金が向かう流れになれば面白いと思うのですが、こうした局面でも結局は注目されるのがテック企業ということになるのでしょうね。
そのあたりはマネーゲーム的な売買を好む人には面白いのでしょうが、相場全体として見ると少し気に入らないところでもあります。
これで再び騰落レシオが低下するような展開になると、次の調整局面はなかなか厳しいものになるかもしれません。また、米国の新興企業へ資金が向かいにくくなる可能性もあります。現在はデータセンター関連の投資需要もありますが、テック産業全体を支えるための資金調達環境は、以前ほど容易ではなくなっているように感じます。
実際、米国内では金融機関に対する貸し出しや投資に関する規制もあり、一部では解約制限なども話題になります。そうした中で、資金供給の一部を担っている日本の資金コストも上昇傾向にありますからね。
そう考えると、米国では金利低下が望まれる局面もあるのでしょうが、足元の経済指標を見る限り、簡単にそうした環境になるとも言い切れません。むしろ、金利上昇の可能性についても頭の片隅に置いておく必要があると思います。
今回の下落は、そうした問題が表面化する可能性を市場が少し意識し始めた動きだったのかもしれませんし、あるいは警戒感を強めるきっかけになったとも考えられます。米国は必要と判断すれば資金供給の姿勢を変えることもありますから、注意しておくべき点は少なくないと思います。
もっとも、これは今すぐという話ではなく、1カ月先、あるいはその先を考えたときの想定の話なんですけどね。
4592サンバイオ、6501日立、9005東急

