半導体(7/3朝の講義)
7月2日の東京株式市場で日経平均は大幅に反落し、終値は6万8,733円15銭、前日比▲1,741円となった。米国株式市場はまちまち。ダウ平均は594.83ドル高の52900.07ドル、ナスダックは207.36ポイント安の25832.67で取引を終了した。
バリュー株やこれまで下げていた実力株が見直される一方で、半導体関連は軟調な展開となっています。ただ、一方的に上がり続けてきた反動が出るのは、ある意味では当然の流れでしょう。火曜日あたりまでは、もう少し抵抗するかと思っていましたが、バリュー株は思った以上にしぶとく、これまで指摘してきた半導体の不安材料も改めて意識されるようになってきました。エヌビディアの新製品は、まだ十分に市場へ浸透しているとは言えませんし、スマートフォンもAI搭載となればコストが上がり、中古車が買えるほどの価格帯になる可能性もあります。さらに技術革新はこれからも続きますから、「もう少し様子を見たい」という考え方が出てくるのも自然だと思います。
ただ、こうした点は今になって急に言い始めたことではなく、上昇局面のなかで何度も指摘してきたことです。それでも市場はそうした懸念を織り込まず、それ以上に電子部品の需要が拡大するという期待から、先々を見越して積極的に買い進めてきました。だから自分は、あくまでも半導体を「市況産業」という視点で見ていますし、量産体制が確立していけば、価格も徐々に平準化していくという考え方です。
問題は、「インフレだから価格は下がらない」「複数年契約だからSOX指数のような価格循環はもう起こらない」と語る人たちです。本当にそこまで理解したうえで言っているのか、少し疑問を感じる部分もありました。そして、その点を改めて確認するような動きが、今度は売り方の材料として出てきています。結局のところ、どちらにも一理あるというのが実際のところなんでしょうね。
いずれにしても、この時間帯はバリュー株が強くなりやすいというのは、これまでお伝えしてきた通りです。そして今日は、源太カレンダーでいう「ポイント日」なんですよね。
8306三菱UFJ、4401ADEKA、4506住友ファーマ
