7月3日:今日の市場の見方
ようやく落ち着き始めたこの市場は、自分はそれほど悪い状況だとは思っていません。どこまで押すのかという見方もありますが、好業績が背景にある以上、行き過ぎた分を調整して止まるという流れであれば、そろそろ一巡してもおかしくない時期でしょう。一方で、バリュー株は依然として割安感がありますが、ETFの配当金捻出に伴う売りも出やすい時期ですから、今日あたりから利益確定売りが出るのも仕方がないように感じます。そして、この先の暑い夏を考えれば、サマーストックという発想も持っておいて良いでしょうね。
そうしたなかで、ファーストリテイリングの月次が発表されましたが、6月はやや弱い内容でした。暑くなり始めた5月は好調でしたが、6月は雨の日が多く、衣料品を買う気分になりにくかったという面もあったのでしょう。そう考えると、市場は少し悩ましい局面になりますし、半導体も調整局面となれば、今日は積極的に買いたい銘柄はそれほど多くないということになります。では7月は何が中心になるのかと考えたとき、仮に大きく押すような場面があれば、自分のようなタイプはファーストリテイリングを見直すという発想になります。もちろん、それが「今」という意味ではありませんが、少し先を考えたらどうだろうということ。
基本的な考え方は、「別に今日買わなくても良い」ということです。今の市場では、そういう視点も必要でしょうし、半導体が二番底を付けるとすれば、どのあたりなのかという見方もできます。配当金の計算時期を考えると、昨年は好業績で先行きが明るかったテック株を手放した運用勢が結果的に苦しい展開になりました。しかし今回は、業績の裏付けがありますし、株価も6月末の計算時点より下がっているのであれば、売りが出るのはテックではなく、むしろバリュー株という見方も十分に考えられます。
つまり、市場はこれまで自分が想定してきた流れに近づいてきたということです。そうであれば、「いつ逆張りをするのか」というタイミングが重要になります。そのきっかけとしてTSMCを挙げてきましたが、やはり来週10日前後が一つのポイントになるでしょう。そう考えると、今日か明日あたりから少しずつ動き始めることにも意味が出てきます。
少し複雑な話になりましたが、目先だけを見るよりも、一歩先を意識することのほうが、今は大切な気がするんですよね。
